稲憲一郎 Kenichiro Ina

稲憲一郎 Kenichiro Ina
稲さんの精神生理学研究所の第一回目の作品です。1969.12.7日の作品です。追って稲さん自身よりコメントを付けたしていただきます。
本人よりおコメントをいただきました。(9月7日追加)

 この作品は1969年12月、第一回精神生理学研究所に参加したときのものです。精神生理学研究所とは、各地の研究所(個人)が決められた日時に行った様々の行為を資料あるいは作品として集め、個々の作品であると同時に、そこに集められた資料・作品の持つ時空間を一つの作品としてみるといった、郵送システムを使った展覧会でした。
私の作品は当時住んでいた東京清瀬市の自宅から見える風景を写真とその時の天気や気温etc、といった科学的で客観的データを添えたものです。眼の前に広がる風景、そこから受ける直感的なものに、客観的なデータを差し込むことで見えたり感じたりすること。そんなことを考えて作っていました。
稲 憲一郎





稲憲一郎 Ina Kenichiro

1947 東京練馬区生まれ
1972 東京造形大学美術学部絵画科卒業

《個展》
1972 サトウ画廊/東京(以降74,75,76,77,78)
1977 コバヤシ画廊/東京(以降81,82,83,85,87)
1979 ときわ画廊/東京(以降83,84,87)
1981 ギャラリー檜/東京(以降86,87,89,92,95,97,98,02,05,06)
1989 アートフォーラム谷中/東京
1990 さまざまな眼-25 かわさきIBM市民文化ギャラリー/川崎
1991 ギャラリー現/東京
1994 「根底への間い」1970年代美術 村松画廊/東京
1999 岩川邸(東京八王子)
2004 ギャラリー檜+SPC GALLERY/東京

《グループ展》
1968 三人展村松画廊
1969 「Qのために用意された椅子」村松画廊
1960−70「精神生理学研究所」 毎月一回郵送による
1970 「ニルヴァーナ展」京都市美術館/京都
   Summer Exhibition Art & Project/アムステルダム
1971 Summer in Tako 東京造形大学/八王子
     「言葉とイメージ展」ピナール画廊/東京
1973 「実務と実施12人展」ピナール画廊/東京 
     京都ビエンナーレ 京都市美術館 /京都
1975 「AFFAIR & PRAOTICE」現代文化センター/東京
1983 「方法序説」彩鳳堂画廊/東京(以降,日辰画廊84,85,86)
1988 「欲望の海をわたる絵画」川崎市民ギャラリー・ ギャラリー現
               神奈川県民ホールギャラリー
1991 「眼の座標」代々木アートギャラリー(以降,92,96,99,01,02,03,04)
1993 「再制作と引用」板橋区立美術館/東京
1996 反復する原点 村松画廊/東京
    <水彩の網>展� ギャラリー手
1997 さまざまな眼一89「仮面グライダー」かわさきIBM市民文化ギャラリー
1998 NEW VISION SAITAMAく消えてゆくもの 満ちてくるもの> 埼玉県立近代美術館(浦和)       distance no.19  ギャラリー檜/東京
2000 distance no.20 ギャラリー檜/東京 
2000−2001
    半島・1 MIURA ART PROJECT/ゲームと手段 三浦半島(三浦)
2005 distance no.22 素描−色へ ギャラリー檜/東京
2006 −写真−「ラスコーの夢を見た」 SPC Gallery/東京
2007 Exhibition De collective Van Eelen-Weeber クレラ・ミューラ美術館
     Experimentations in pablic spere in postwar Japan 1956-1970
             Getty Research Institue Exhibition Gallery